
2017年1月頃からアドセンスの広告表示方法における「ページ単位の広告」に「QuickStart広告(パソコンとモバイル)」が追加されました。
このQuickStart広告は、headerタグにつけるページ単位の広告において「有効」にすると、アドセンス側が考える適切な場所に自動で広告が複数掲載されるものです。
その後2018年2月21日~22日頃より、統合されて進化したアドセンスの「自動広告」としてリニューアルされましたので、検証してみました。
まずは、用語と申しましょうか、おさらいをしますので、下記の事項をご理解願います。
Contents 目次
自動広告の概要
QuickStart広告
2017年1月から新しく導入された、どこに表示されるかはお任せの旧自動広告
ページ単位の広告
2016年4月から正式導入されたスマホ向けの「全面広告」と「アンカー広告」
これに、2017年1月より、一部のアカウント所有者+新規アカ取得者には、QuickStart広告が付属されていた。
自動広告
2018年2月22日から開始された「自動広告」は、これまでのクイックスタート広告+ページ単位の広告(アンカー広告、モバイル全面広告)、そして、ディスプレイ広告、インフィード広告、記事内広告、関連コンテンツも含めて、自動で表示させる設定ができるようになった。
上記を踏まえて、ご説明致します。
まず、通常のAdSenseの広告は、広告ユニットを作成して、サイトの好きな場所に広告を表示します。
しかし、この「QuickStart広告」は、Wordpressの場合、header.phpなど、ヘッダー表示の部分に「ページ単位の広告」の広告タグを1つ入れておくだけで、全ページ自動で広告表示されるものでした。
そのheaderが有効なページのすべてにQuickStart広告が自動で表示されます。
パソコン表示画面、モバイル(スマホ表示)も問わず自動で掲載されます。
掲載される場所と数も、QuickStart広告が自動で判断して表示されるため、広告場所や数の制御はできません。
404ページも含めて、すべてに表示され、表示するかどうかも自動で判断されますので、制御はできないようです。
要するにアドセンス規約違反の恐れがあるページがあって、普段はそこに表示されないようにしていても、QuickStart広告が表示される可能性があります。
ただし、QuickStart広告は「すべての広告プレースメントがポリシーに準拠します。」とありますので、スポンサーリンクの表記や、掲載数・掲載場所でのポリシーは除外される模様です。
AMPでは動作しません。
これが「自動広告」に統合されましたが、自動広告では、ページごとでも最大500URL別に、表示させる・させないの設定ができるようになりました。
すなわち、表示させたくないURLに対しては、自動広告適用でも、その自動広告の表示させる、ディスプレイ広告、インフィード広告、記事内広告、関連コンテンツなど、個別表示の有無を、すべて表示しないにすることで、完全に自動広告は非表示にすることも可能となりました。
※通常の広告表示は、従来通りの表示なしにする対応が別途必要です。
2017年時点での検証
2017年の時点で、私のアドセンス・アカウントでは、この「QuickStart広告」(現在の自動広告の旧型)が利用できていました。
パソコン画面の場合、既存の広告にプラスして2~3箇所に自動で広告表示される感じです。
試験してみましたら、確かに広告売上は上がりましたので、有効な手段と考えています。
ただし、広告表示される場所やその広告のサイズも自分の方で決められないため、デザイン的な部分は「崩れ」ます。
しかし、パソコン用・タブレット用の大きな画面での話でして、スマホ画面では単純に広告が増えていると言う状況と言えます。
なお、ひとつ懸念材料がありました。
私が管理補助(共有)させて頂いております「共同運営サイト」で頑張っておられる、アクセスUP塾の塾生様アドセンス・アカウントにおいては、ページ単位の広告の管理画面を開いても「QuickStart広告」の設定部分が「非表示」となっています。
普通のアンカー広告とモバイル全面広告の設定は従来通りできますが「QuickStart広告」の項目は表示されていないので、そもそも使う事ができないのです。
直接、画面を表示してご説明したいところですが、画像を用いるのはアドセンス規約違反となりますので、言葉だけで説明すること、ご勘弁願います。
「QuickStart広告」を使える私と、使えない塾生さまとの「違い」を洗い出しますと、下記のような感じです。
・アドセンスの利用年数
・アドセンスの売上額
・広告表示回数?
どのような基準で「QuickStart広告」が使えるアカウントと、使えないアカウントがあるのか?は、わかりませんが、考えられるとしたら、広告表示回数(すなわちアクセス数)と売上実績くらいです。
あえて、まだ使えないアカウントで申し上げますと、売上的には全員月額1万円にまだ届いていませんが、塾生様の頑張りもあり、もうちょっとで1万円と言う段階です。
そのため、現時点では、月額1万円未満の方は使えない可能性があると言う事が言えます。
恐らくはアクセス数を更に増やしていけば、そのうち使えるようになるのではと推測致しております。
ただし、直近で新規でアドセンス・アカウントを取得された塾生は、新人でもすぐに使える状態でした。
となりますと、アドセンスの方で、このQuickStart広告プログラムの実装を「手動」など、手間が掛かる作業をしているようにも思えますので、順番が来れば、以前からアカウントがある方でも、そのうち使えるようになるのかも知れません。
2018年自動広告での検証
PC画面では自動広告表示の確率が下がった?
まだ開始されたばかりですので、十分な検証はできていませんが、パソコン画面での自動広告(旧:クイックスタート広告)は、追加での広告表示は少なくなったように感じます。
言い換えれば、既にインフィード広告などを入れていた場合には、広告数が十分のため、追加で表示されるのが、クイックスタート広告のときよりも減ったように感じます。
要するに「適切の広告数」と言えるのか?と言う検証結果ですが、足りないところには、これで自動で広告表示されるわけですので、よいでしょう。
スマートフォン画面においても、追加での自動広告表示は、かなり減ったように感じていますが、状況に変化が生じしましたら、追記したいと存じます。
まとめますと、今まで広告数が少なかった場合には、この自動広告の効果によって広告売上を伸ばすことができるでしょう。
ただし、デザイン性は崩れますので、そのあたりはサイト運営者様がどう感じるか次第ですが、ビジネスとして捉えれば、導入するべきなのが、自動広告でございます。
自動広告のアンカー広告
今までの「ページ単位の広告」が「自動広告」に統合されて、スマホ表示での「アンカー広告」が表示される箇所が、画面の下から、画面の「上」にと変更された模様です。
実際問題、iPhoneXの画面ですと、画面のしたの角が「まるみ」を帯びていましたので、スッキリと一番下にアンカー広告が表示されない(広告の下部に隙間が生じる)状態でした。
そのヘンな表示とまらべれば、スッキリとなりましたが、上部ですと、多少、アンカー広告のクリック率は下がるかと存じます。
この現時点では状況は、今後の検証でまた動きがありましたら、内容を更新させて頂きます。
なお、ここ数年のアドセンスは、条件を突然緩和したりすることもありますので、現在の状況と来月とでは、また違ってくる可能性もあります。
以上、自動広告についでてした。
※このサイトではアドセンスは使っておりませんので、念のため・・。
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