
アクセス負荷が高かったWordPressサイトをさくらインターネットVPSに移転させたのですが、その1ヶ月後、結局、エックスサーバーさんの「wpXクラウド」に再度、移転させました。
VPSの良い所は、なんと言っても、サーバーの機能を自分で自由に設定・調整できる事です。
WordPressをApacheではなく、より高速なNginxを入れる事も自由です。
Nginxは設定が難しいので、今回Apacheだけで運用致しましたが・・。
このように、自分の好みな状態にできるVPSには、大変魅力があります。
しかし、サポートは一切ありません。サーバー会社に質問もできません。
このように良いことずくめに思えるVPSですが「管理」と言う面では、当然自分で管理するので、それなりの手間が掛かります。
実際問題、VPS立ち上げでは、自分でOS(Linux)をインストールする事から始まり、Apacheの設定、ハッカー対策の認証鍵などのセキュリティー設定、MySQLの設定など、すべてインストールと設定などを自分で行う必要があります。
初期設定がうまく行っても、その後、インストールしているOSやファイルなどのバージョンアップも、その都度、自分で行う必要があり、バージョンアップして障害が発生すれば、問題も自分で解決する必要があります。
また、常にサーバー異常が発生していないか? 自分で気にする必要もあり、アクセス負荷改善の為、設定内容の微調整なども自分で行う必要もあります。
すべてうまく行けばよいですが、1文字の入力間違いが致命傷になるのがプログラムです。
失敗しても自己責任ですし、仮にウイルスが入ってばらまきサイトになると、訴訟問題に発展する可能性も考えられます。
このように、VPSのメンテナンス・維持・更新に関わる作業時間が、結構バカにならないのがVPSを立ち上げて良く分かりました。
その為、1人で運営している以上、VPSのメンテに時間を費やすのであれば、私としてはアクセス向上にも繋がる記事を1つでも多く新規掲載した方が得策と言う考えに至った次第です。
このサイトも、VPS設定に関する情報としてスタートしたのですが、VPSは解約する予定ですので、今後、VPSに関する情報の追加・更新は大幅に減ると存じます。どうか、ご容赦願えますと幸いです。
■VPSから、wpXクラウド に移転した理由
(1) VPSに移転してアクセスが100分の1まで激減した事の原因が、VPSの設定上の誤りである可能性?も捨てきれない為、このままVPSを続けても自分では管理が困難だと判断した為。
・wpXクラウドに転向してからは1週間で、アクセス数がかなり回復致しました。
(2) アクセスが減ったので、サイト構成の見直しなど、ちょうど新しい事を展開するにも、心機一転、良い機会であると考えた為
・WordPressのカテゴリ分類などを見直しする良い機会となりました。
(3) 高速で低価格、アクセス増となっても、上位プランに簡単にグレードアップできる、エックスサーバーの「wpXクラウド」を発見した為 月500円(税別)から
・xpXクラウドは、WordPress専用の運用サーバーであり、性能に関しては信頼性があり、サーバー管理面の心配がVPSより大幅に軽減される為
と言う事で、さくらインターネットのVPSは、新しいwpXに移転して安定動作してから、解約する予定です。
VPSは年間契約ではなく、1ヶ月契約にしていて良かったです。ただし、さくらの規約で最低3ヶ月使用となっているので、3ヶ月間は解約できません。
■xpXクラウド とは?
2013年2月22日から募集開始となったxpXクラウドは、WordPressの表示に関して、サーバー側でキャッシュ処理するシステムが最初から入っているなど、WordPressに特化した高速性・高負荷耐性環境となっています。
要するに、WordPressのキャッシュ系プラグインはインストール不要です。なお、記事の追加があると自動的にキャッシュがクリアされるので、その点も心配はいりません。
また、サーバー側の自動バックアップで、データが14日分保存されるのも助かります。(ただし、バックアップを利用して戻す時は有料。)
MySQLデータベースだけでなく、サーバー領域(web)もバックアップされるので、こちらもプラグインを別途入れて、自動でdropboxに落とすなどの設定・手間が省けます。
phpMyAdmin も最初から入っているので、MySQLのインポート・エクスポートもできます。
更にサーバー会社側でも、高速化には比較的熱心で、ハードディスクをSSDにするなど、適時改良が行われているのも好感が持てます。
エックスサーバーには高負荷用のサーバー「X2サービス」がありますが、WordPressの運用であれば、X2より、wpXの方が高速との事です。
しかも、自分でサイトを移行させることなく、無停止でプランのアップ・ダウンが可能なのです。
つまりは、最初は安いプランで開始して、アクセスが増えて来たら、そのアクセスに耐えられる上位プランにグレードアップでき、その手続きも、自分でweb内容を入れ替えたりすることが不要で、エックスサーバー側で切り替えが可能です。
ただし、WordPress専用設計なので、WordPress以外のコンテンツ配置はできません。
FTPでファイルをアップ・削除できるのが、ワードプレスのディレクトリ wp-content 以降しか改変できないのが、ちょっと不便なのですが、.htaccess の編集は、サーバーの管理画面から行えますので、なんとかなります。
サービス改定があり、WordPressインストール直下 にもFTPでアクセスできるオプション設定が可能となり、便利になりました。
セキュリティー対策もしっかりしているので、最初、管理画面に接続できない時は、国外からのアクセスを一時的に解除したりするマニュアル設定がコンパネから必要です。また、その変更設定が反映されるまで10分くらい要します。
最初はすぐに反映されないので、困ったな~? これは使えないな? なんて心配したのですが、少し時間が経過したら大丈夫でした。
ちょっと、テストでFTPなどしただけですが、サーバーの反応はかなり早い印象を受けました。
さらに、2016年8月17日からは、Nginxと、無料SSLも導入されて、更に大幅にグレードアップ致しました。
お試し期間は14日間です。
本契約後の契約は1ヶ月単位で可能です。ただし、最初だけ、最低3ヶ月以上の利用が求められます。
結局はサーバーの安定が良いサイト運営に繋がりますし、アクセスが増えても最大で月間2500万ビューにも耐えられるグレード移行が簡単で済む wpXクラウドは、お勧めです。
※下記は同じ wpX でも、レンタルサーバーの方ですので、画像クリック後、上記でご紹介した「wpXクラウド」の方に行って詳細をご覧願えますと幸いです。
wpX同様に高速サーバーである「mixhost」も下記にてご紹介しています。
mixhostサーバーでWordPressが早い~wpXよりも高性能か?2016年新登場
wpxクラウドへのサーバー移転は初心者でも簡単にできる
mixhostからwpXクラウドへのWordPressサイト移転方法の記録
ネームサーバーの変更 〜 初心者でも簡単にできる設定方法「お名前ドットコム」
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